2013年 08月 26日
2013,08,13 (火) 南アルプスの渓 ≪3日目≫
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天気: 晴れ時々曇り
気温: 未計測
水温: 15.0℃
風 : 昼前から少し
時間: 9:30~15:00
朝から宿替えの為、朝食はカップ焼きそばでサクッと済ませ、必要な分だけの荷物を持って出発です。
宿でチェックインを済ませ荷物を置かせてもらってからすぐに釣りに出かけます。
初めてのエリアなので、目的の溪に行くまでの道を教えてもらい出発したものの、途中で道を間違え、大汗をかきながら正しい?ルートに戻ります。^^;
昨日釣っていた溪とほぼ同じ標高ですが、今日も朝から暑くなってます。話だと釣り場までは1時間以上の歩きが必要らしい・・・
何となく今歩いているルートも違うような気がしてますが、とりあえず溪沿いに歩いているので目的地にはたどり着けるはずです。^^;
途中から登山道らしきものが無くなり仕方なく河原を歩きます。何度か渡渉を繰り返す頃には溪相もそれらしくなってきます。おそらく宿の方が教えてくれた区間にはまだ達してないはずですが、適当なところから釣り始めちゃおうってことで、ロッドを繋ぎ釣りを開始します。
朝から水温は15℃あります。水量は平水にも見えますがおそらく少ないのでしょう。
釣り始めてすぐに巻き返しから7寸弱のイワナが釣れ幸先良いスタートとなりました。
しかし、その後はココゾという大場所でも反応は得られません。。。。
遠くに取水施設が見えてくるころにフラットな大きなプールが現れます。どうせココも魚居ないよね?と適当にフライを流していると、フライから数メートル離れた場所から大きな魚影がものすごい速さでフライに出ます。慌ててアワセを入れましたがどうやらフライを咥えてないようです。
遠めに見ても恐ろしく大きな魚で、イワナかアマゴか分りませんが、小さめに見ても尺は超えてます。
また出てくれるかと淡い期待を込めて同じ流れにフライを流してみますが、その後2度とフライに反応することはありませんでした。
この出来事で、切れかけていた集中力が一気に高まりました。(笑)
取水施設を過ぎると橋が架かっており林道が溪の奥まで続いてます。
なるほど、どうやらこの林道を辿ってくるのが正解だったみたいです。^^;
この林道は工事用に新たに作られた林道のようで、真新しいできたばかりの林道です。
炎天下の林道を30分ほど歩いてから再び入溪します。
イワナが潜んでいそうなポイントは沢山ありますが、反応は薄いです。それでもポツリ、ポツリと釣れてくれるので集中はどうにか保てます。
イワナが居れば割と素直な反応を示すので魚影があまり濃くないのでしょう。
釣り人が多い溪とは聞いているので、山奥だからと云って過度な期待を持っていると正直ガッカリするかも知れません。私的には、今回は初めての区間を1度見ておきたいというのが当初の目的なので魚は飽きない程度に釣れてくれればそれだけで満足です。
綺麗な水を湛えたプールの流れ込みのスジが集まるレーンでライズを発見し、ライズポイントの少し上流にフライを落とすと、今日の中では良型のイワナがフライを咥えてくれました。良型といっても9寸に満たないイワナですけど。^^;
しかし、釣れるイワナはほぼヤマトイワナと思える個体が多くなってきました。
その後も忘れたころにイワナが釣れます。(笑)
林道が無くなり更に上流に釣り遡ります。河原には釣り人らしき足跡が沢山残っていて釣り人の多さを改めて感じます。
頭上が開けている溪なのでラインを気持ちよく伸ばせることもあり自分好みの溪なのですが、もう少し魚の反応が多ければもっと楽しめるはずです。でも、おそらくこの渓の本命はもう少し上流なのでしょう。
今回は初めての区間の様子見ってことで、次回来る機会があればもっと上流から入溪してみることにしましょう。^^
今日のところは、宿に戻るまでに掛かる時間が分らないので早めに引き返すことにします。
帰り道は林道を小1時間歩いて無事に夕食前に宿にたどり着きました。
この宿は初めてなのですが、とても豪華な作りで部屋は6人部屋に私1人という贅沢さです。宿のコンセプトなのか宿泊者があまり多くない時は、1部屋に1組で相部屋にしないようです。私以外の単独で来ている方たちも1人で1部屋になってました。
夕食までまだ時間があるので、風呂で汗と埃を流します。風呂場も大きくはないですが、浴槽が檜風呂になっており、綺麗な風呂で、とても山小屋に宿泊しているとは思えません。
風呂からあがると食堂ではスタッフが夕食の準備をしております。私は生ビールを片手にテラスで一服しながら至福のひとときを過ごします。
日中は流石に暑かったものの、夕暮れ時は気温も下がり標高の高さを感じます。テラスに吹く風も実に心地良く何時間でもこうしていたいと感じさせます。^^
時間を掛けた夕食の準備も整い、宿泊客が各テーブルに着くと、まずは食前酒がテーブルに配られ夕食の始まりです。こんな山奥に似つかわしくないフルコースのディナーを堪能します。
前菜を食べている時に、シェフが前に出て本日のコース料理の説明を始めます。
食前酒はスタッフが摘んだ野イチゴ(だったかな?)を2年間熟成させたものらしいです。そして前菜は、やはりスタッフが自家菜園で育てた野菜?と鹿肉のカルバッチョとのこと。
前菜を食べ終わった順に今度は暖かい食事が出てきます。まずは、熱々のピザ(写真撮り忘れました^^;)から始まり、7寸ほどの(笑)イワナの燻製は、骨は勿論、頭から尾ビレまで全て食べられるくらい時間をかけて柔らかくしてあります。(イワナを食べたのは久しぶりです)
最後に釜飯に火が点り10分後くらいに蓋を開けると香ばしいおこげの香りが漂います。
釜飯風になってますが、実はこれはパエリア風の釜飯とのことで、オリーブオイルの香りが食欲をそそります。^^
そして暖かいスープが出てきて釜飯?を食べ終えるころデザートのシャーベットが出てきました。すでにお腹はいっぱい(食事中に生ビールもジョッキ2杯飲んでしまいました^^;)で大満足です。昨日まで滞在していた山小屋よりもちょっと宿泊料金が高めですが、この環境でこの設備、サービスが受けられるのなら決して料金は高くないと思います。なによりも1人1人のスタッフの気遣いが心地よく宿泊しているだけで癒される感じがします。できれば、ずっ~と泊まっていたい。そんな気にさせます。*^^*
食後はテラスで星を見ながら、川の流れる音を聴きながらコーヒーを啜りながらくつろぎます。
あ~・・・まさに至福の時間です。^^
食堂には山関係の雑誌だけで無く、釣り(テンカラ)の雑誌も数冊置いてあり部屋に持っていって読んでいるうちに寝てしまいました。
翌朝の朝食はと云うと、まぁ普通の朝食って感じですね。
朝食前にテラスに出て一服していると、さすがに凍えるほどの寒さです。しかし、ココのスタッフに言わせれば今年は朝の気温も例年より高いらしいです。^^;
下山の前に2時間ほど釣りをしてみようと近くの本流でロッドを振ってみます。
しかし、反応は皆無・・・それもそのはずで、水温が9℃と前日の半分くらいまで低くなってます。水も少し多いようなので取水施設から冷たい水を吐き出しているのかも知れません。結局2時間なんの反応も無いまま最終日の釣りは終了となり、のんびりと下山です。
駐車場に戻ってくると暑いこと、暑いこと・・・車に荷物を収納しているだけで汗ダクです。^^;
おまけに帰りの高速は事故渋滞で自宅まで10時間近く掛かってしまいました。(汗)
毎年夏休みの恒例となっている遠征ですが、また来年も行ってみたいものであります。来年はもう少し魚が釣れると嬉しいかな?(笑)
by ichi_nobu
| 2013-08-26 20:00
| 【2013年 釣行記】