2009年 09月 22日
2009,09,22 (火) 北アルプスの渓
|
天気:曇り
気温:16.0℃(5:30)⇒15.0℃(17:30)
水温: 10.5℃⇒13.0℃
風 :少し
時間:8:00~15:00
世間はシルバー・ウィーク・・・そして9月22日は国民の休日・・・でもって私の休日。(笑)
祭日だから高速はどこまで行っても1000円・・・じゃあ、ってことで高速道路の渋滞は覚悟の上で北アルプスを目指すことに。
下りはたいした渋滞も無く深夜26時過ぎに現地到着。車止めには溢れんばかりの車が停まっておりまさに溢れた車が駐車場に続く道路の路肩にも駐車されている状態・・・(汗)
そのほとんどが登山者と思われ下山日程の違いからか?駐車場内は所々スペースが空いているのでそこへ車を滑り込ませ2時間少々の睡眠を貪る。
翌朝?真っ暗な社内で朝食を済ませ車外に出てみるとこの季節のわりに寒さを感じることは無い・・・曇っているので朝の冷え込みが和らいでいるってことか・・・何とかこのまま1日天気がもってくれよと祈りながら出発の準備に取り掛かる。
車外で出発の準備をしている人が数人居るが、見たところ登山者ばかりのようだ。
入渓地点までの道中登山者に混ざって竿を持った人が2名・・・聞くとルアーと餌釣りとのことで釣りをする区間は違うので途中まで話をしながら林道を歩いていると3台の釣り人と思しき車が追い抜いていった・・・いつものことだが、工事関係者に加え漁協関係者も車止めのゲートをすり抜けられるってのが釈然としない・・・同じ条件で釣り場に向かうってのならたとえ先行者が居たとしても仕方ないと思えるのだが・・・途中2人の釣り人と別れ入渓地点を目指す。
入渓点に着くと先ほど追い越していった車が停まっており数人の釣り人が既に釣り始めている。装備から見て(普通の長靴姿で沢山の荷物が河原に置いてある)上流への釣り上がりでは無く大場所から動く感じではないので更に1kmほど上から入渓する。
ザックに詰めてきたウェーダーとシューズに履き替え川に降りる。川はかなり減水しており前回来た時よりも川幅は半分以下、水量は10分の1といったところか?好みの規模の渓相になっていて水の透明度も増して見えるが当然渓魚達の警戒心もその分増していることだろう。
#14アダムス・パラシュートで様子を見ながら釣り上がる。朝の時間はまだ反応が薄いだろうと思っていたが釣りを開始して10分後、いきなり浅いプールのヒラキでライズを発見。『う』かな・・・?とも思ったがフライを流すと水底からいきなり浮かび上がってきたイワナがフライを咥えて反転。数秒のやり取りの後ネットを準備したところでバレてしまった・・・(汗)
続け様にフライを流すとまたしても水底からイワナが・・・ココのアベレージサイズの7寸ほどのイワナを無事ランディングに成功。相変わらず透き通るヒレのイワナだが体色は少し濃い気がする。ココの白いイワナ達もサビが入って色が濃くなったきたのだろうか?
その後、同サイズのイワナが出てくれてから上流に移動を開始する。
午前中は反応が悪いだろうと思っていたが、朝から反応は上々で期待が膨らむ。
流れの速い瀬などのちょっとした弛みや巻き返しなどではほとんど反応が無く流れの緩いプールのヒラキで反応が多い。真新しい足跡が多いものの出てくるイワナはフライに対してゆっくり浮上し静かにフライを咥えていく。反応自体はとても素直だ。またこのような出方の場合流速がある流れではフライを追いきれてない(浮上が間に合わない?)ようで出てもフッキングには至らないことも多い。
流れを観察するとハッチこそないものの羽蟻やその他のテレストリアルの流下が頻繁に見られる。プールなどでは時々ライズも確認できるが、流下がある割には大場所でもライズが少ないのはやはりこの季節になると魚の個体数が少なくなっているのだろう。それでも間違い無く今年訪れた中では1番の好反応なので楽しく釣り上がることができるし何と云っても水位が下がったおかげでフライを流せるポイントが増えているのでテンポが良く気持ち良く釣り上がることができる。^^
釣れるイワナのアベレージは7寸~8寸強といったところか?これも今年来た中では1番型が揃っている。9寸から泣き尺も混じるので引きも堪能することができる。今年はいつ来ても増水に泣かされ思うような釣りが出来なかったので今回も不安だったが、来て良かった。
天気は朝からずっと分厚い雲に覆われているが、今のところ雨が落ちてきそうな気配はない。気温は暑くも無く寒くも無く快適だ。軽快に遡行を続けていたつもりだったが、いつの間にか下流に釣り人の姿が確認できるようになった。少しペースを上げよう。
今日魚が出てくれる条件を全て満たしたような感じのプールが現れる。ここも水量が多かった時にはガンガンの流れでとてもポイントとは呼べなかったが、今日は良い感じだ。竿を振る前にプールをよく観察していると案の定ヒラキでライズが起こる。今日は透明度が高いので水面の乱れが少ないヒラキの部分は水中の様子がよく見える。ヒラキの駆け上がりの部分に魚影が複数定位しているのが確認できるので手前から順番にフライを流して行くと順番に反応してくれ次々とイワナを引き出すことができる。掛かったイワナをランディングに持ち込もうとすると後を追うように数尾のイワナが追いかけてくるのが見える。なるべく場を荒らさないようにフッキングした後は半ば強引に群れから引き離すようにしているのだけれど・・・それでも・・・^^;
釣ったイワナはこのプールの釣りを終えるまでとりあえず生簀を作って入れておくことにして釣り続けるがドライフライでは釣れた後のフライ交換が頻繁になり時間ばかり掛かるので6匹ほど釣った後はニンフ(#14へアズイヤー)を沈めてみることに。これなら釣った後もそのままのフライでOKなので手返しが倍くらい良いしドライに対しスレてしまった魚も釣ることが出来る。^^
まだまだ釣れてくれそうだが、すぐ下の瀬まで後続の釣り人が迫って来ている。生簀から数匹逃げられてしまったようだが、記念の集合写真を撮ってから全てリリースし移動することにする。まだまだ釣れそうな魚が居るのでおそらく後続の釣り人も今のプールでしばらく足止めができるだろう。(笑)
フライを流しながら上流に移動していると上流側から大きな黒い犬を連れたテンカラ師が下ってきた。朝林道で追い越された中の1台に黒い犬が乗っていた車があったが、その人らしい。。。。
対岸で声は掛けられなかったが時間からしてかなり上流から釣り下ってきたようだ。その後も新しい足跡と犬の足跡がずっと上流まで続いている。ちょうど昼なので時間を空けることを兼ねて昼食にすることにする。後続の釣り人とはかなり距離を開けたはずだしついでに?昼寝もしてみる・・・目覚めて身体を起こすとすぐ上流20mくらいの場所に釣り人が・・・先程まで居た後続の釣り人ではないようだ。先に行っていいかとジェスチャーで聞くので行ってくれとこちらもジェスチャーで返す。少しゆっくりし過ぎたか?(汗)
渓相はどんどん良くなってくるが、昼前から急に反応が少なくなった。下ってきたテンカラ師の影響なのか犬が川の中を歩き回ったからなのか解らないが・・・渓相に相反して反応が無い時間が続く。先行させた餌釣り師の釣り方は水の中に極力入らないように気を使ってくれているようなので影響は少ないと思うのだけれど・・・それでもポツ、ポツとイワナが釣れてくれる。こうなってくると午前中反応が良すぎたからなのだろうけど何だか集中力が途切れ途切れになって行くのが分かる。
それでも#18バーチカルアントを大きなプールの一等地に流すと綺麗な出方でイワナが出てくれるので魚が少ないエリアなのかも知れない。水が多い時はとても対岸になど渡れなかったのだが、今日はほとんどの場所で対岸に渡ることが出来るので今まで行けなかった上流部も見ることができた。
何本かの枝沢を越す度に水量もどんどん少なくなってきたところで登山道が見える場所に出た。退渓を予定していた時間に近いこともありロッドを畳んで登山道まで這い上がる。登山道、林道と歩き継ぎ車止めへと戻る頃には辺りはすっかり薄暗くなっていた。秋は日が短いことを実感し60kmの渋滞が待つ高速へと向かう。。。。
午後からは釣れない時間もあり全体的には渋い印象は否めないがこの時期の釣りにしては上出来だったように思う。帰りの渋滞さえなければもっと良かったのに^^;
気温:16.0℃(5:30)⇒15.0℃(17:30)
水温: 10.5℃⇒13.0℃
風 :少し
時間:8:00~15:00
世間はシルバー・ウィーク・・・そして9月22日は国民の休日・・・でもって私の休日。(笑)
祭日だから高速はどこまで行っても1000円・・・じゃあ、ってことで高速道路の渋滞は覚悟の上で北アルプスを目指すことに。
下りはたいした渋滞も無く深夜26時過ぎに現地到着。車止めには溢れんばかりの車が停まっておりまさに溢れた車が駐車場に続く道路の路肩にも駐車されている状態・・・(汗)
そのほとんどが登山者と思われ下山日程の違いからか?駐車場内は所々スペースが空いているのでそこへ車を滑り込ませ2時間少々の睡眠を貪る。
翌朝?真っ暗な社内で朝食を済ませ車外に出てみるとこの季節のわりに寒さを感じることは無い・・・曇っているので朝の冷え込みが和らいでいるってことか・・・何とかこのまま1日天気がもってくれよと祈りながら出発の準備に取り掛かる。
車外で出発の準備をしている人が数人居るが、見たところ登山者ばかりのようだ。
入渓地点までの道中登山者に混ざって竿を持った人が2名・・・聞くとルアーと餌釣りとのことで釣りをする区間は違うので途中まで話をしながら林道を歩いていると3台の釣り人と思しき車が追い抜いていった・・・いつものことだが、工事関係者に加え漁協関係者も車止めのゲートをすり抜けられるってのが釈然としない・・・同じ条件で釣り場に向かうってのならたとえ先行者が居たとしても仕方ないと思えるのだが・・・途中2人の釣り人と別れ入渓地点を目指す。
入渓点に着くと先ほど追い越していった車が停まっており数人の釣り人が既に釣り始めている。装備から見て(普通の長靴姿で沢山の荷物が河原に置いてある)上流への釣り上がりでは無く大場所から動く感じではないので更に1kmほど上から入渓する。
ザックに詰めてきたウェーダーとシューズに履き替え川に降りる。川はかなり減水しており前回来た時よりも川幅は半分以下、水量は10分の1といったところか?好みの規模の渓相になっていて水の透明度も増して見えるが当然渓魚達の警戒心もその分増していることだろう。
#14アダムス・パラシュートで様子を見ながら釣り上がる。朝の時間はまだ反応が薄いだろうと思っていたが釣りを開始して10分後、いきなり浅いプールのヒラキでライズを発見。『う』かな・・・?とも思ったがフライを流すと水底からいきなり浮かび上がってきたイワナがフライを咥えて反転。数秒のやり取りの後ネットを準備したところでバレてしまった・・・(汗)
続け様にフライを流すとまたしても水底からイワナが・・・ココのアベレージサイズの7寸ほどのイワナを無事ランディングに成功。相変わらず透き通るヒレのイワナだが体色は少し濃い気がする。ココの白いイワナ達もサビが入って色が濃くなったきたのだろうか?
その後、同サイズのイワナが出てくれてから上流に移動を開始する。
午前中は反応が悪いだろうと思っていたが、朝から反応は上々で期待が膨らむ。
流れの速い瀬などのちょっとした弛みや巻き返しなどではほとんど反応が無く流れの緩いプールのヒラキで反応が多い。真新しい足跡が多いものの出てくるイワナはフライに対してゆっくり浮上し静かにフライを咥えていく。反応自体はとても素直だ。またこのような出方の場合流速がある流れではフライを追いきれてない(浮上が間に合わない?)ようで出てもフッキングには至らないことも多い。
流れを観察するとハッチこそないものの羽蟻やその他のテレストリアルの流下が頻繁に見られる。プールなどでは時々ライズも確認できるが、流下がある割には大場所でもライズが少ないのはやはりこの季節になると魚の個体数が少なくなっているのだろう。それでも間違い無く今年訪れた中では1番の好反応なので楽しく釣り上がることができるし何と云っても水位が下がったおかげでフライを流せるポイントが増えているのでテンポが良く気持ち良く釣り上がることができる。^^
釣れるイワナのアベレージは7寸~8寸強といったところか?これも今年来た中では1番型が揃っている。9寸から泣き尺も混じるので引きも堪能することができる。今年はいつ来ても増水に泣かされ思うような釣りが出来なかったので今回も不安だったが、来て良かった。
天気は朝からずっと分厚い雲に覆われているが、今のところ雨が落ちてきそうな気配はない。気温は暑くも無く寒くも無く快適だ。軽快に遡行を続けていたつもりだったが、いつの間にか下流に釣り人の姿が確認できるようになった。少しペースを上げよう。
今日魚が出てくれる条件を全て満たしたような感じのプールが現れる。ここも水量が多かった時にはガンガンの流れでとてもポイントとは呼べなかったが、今日は良い感じだ。竿を振る前にプールをよく観察していると案の定ヒラキでライズが起こる。今日は透明度が高いので水面の乱れが少ないヒラキの部分は水中の様子がよく見える。ヒラキの駆け上がりの部分に魚影が複数定位しているのが確認できるので手前から順番にフライを流して行くと順番に反応してくれ次々とイワナを引き出すことができる。掛かったイワナをランディングに持ち込もうとすると後を追うように数尾のイワナが追いかけてくるのが見える。なるべく場を荒らさないようにフッキングした後は半ば強引に群れから引き離すようにしているのだけれど・・・それでも・・・^^;
釣ったイワナはこのプールの釣りを終えるまでとりあえず生簀を作って入れておくことにして釣り続けるがドライフライでは釣れた後のフライ交換が頻繁になり時間ばかり掛かるので6匹ほど釣った後はニンフ(#14へアズイヤー)を沈めてみることに。これなら釣った後もそのままのフライでOKなので手返しが倍くらい良いしドライに対しスレてしまった魚も釣ることが出来る。^^
まだまだ釣れてくれそうだが、すぐ下の瀬まで後続の釣り人が迫って来ている。生簀から数匹逃げられてしまったようだが、記念の集合写真を撮ってから全てリリースし移動することにする。まだまだ釣れそうな魚が居るのでおそらく後続の釣り人も今のプールでしばらく足止めができるだろう。(笑)
フライを流しながら上流に移動していると上流側から大きな黒い犬を連れたテンカラ師が下ってきた。朝林道で追い越された中の1台に黒い犬が乗っていた車があったが、その人らしい。。。。
対岸で声は掛けられなかったが時間からしてかなり上流から釣り下ってきたようだ。その後も新しい足跡と犬の足跡がずっと上流まで続いている。ちょうど昼なので時間を空けることを兼ねて昼食にすることにする。後続の釣り人とはかなり距離を開けたはずだしついでに?昼寝もしてみる・・・目覚めて身体を起こすとすぐ上流20mくらいの場所に釣り人が・・・先程まで居た後続の釣り人ではないようだ。先に行っていいかとジェスチャーで聞くので行ってくれとこちらもジェスチャーで返す。少しゆっくりし過ぎたか?(汗)
渓相はどんどん良くなってくるが、昼前から急に反応が少なくなった。下ってきたテンカラ師の影響なのか犬が川の中を歩き回ったからなのか解らないが・・・渓相に相反して反応が無い時間が続く。先行させた餌釣り師の釣り方は水の中に極力入らないように気を使ってくれているようなので影響は少ないと思うのだけれど・・・それでもポツ、ポツとイワナが釣れてくれる。こうなってくると午前中反応が良すぎたからなのだろうけど何だか集中力が途切れ途切れになって行くのが分かる。
それでも#18バーチカルアントを大きなプールの一等地に流すと綺麗な出方でイワナが出てくれるので魚が少ないエリアなのかも知れない。水が多い時はとても対岸になど渡れなかったのだが、今日はほとんどの場所で対岸に渡ることが出来るので今まで行けなかった上流部も見ることができた。
何本かの枝沢を越す度に水量もどんどん少なくなってきたところで登山道が見える場所に出た。退渓を予定していた時間に近いこともありロッドを畳んで登山道まで這い上がる。登山道、林道と歩き継ぎ車止めへと戻る頃には辺りはすっかり薄暗くなっていた。秋は日が短いことを実感し60kmの渋滞が待つ高速へと向かう。。。。
午後からは釣れない時間もあり全体的には渋い印象は否めないがこの時期の釣りにしては上出来だったように思う。帰りの渋滞さえなければもっと良かったのに^^;
by ichi_nobu
| 2009-09-22 00:00
| 釣行記